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お知らせ

「福島 土壌スクリーニング・プロジェクトに」参加しました⑦

【2013.10.08 更新】

9月24〜28日の日程で多村部長(経営企画部)と田口部長(福祉事業部)がスクリーニングに参加しました。

24日は、福島大学の野川先生と朴先生によるレクチャーがあり、福島の汚染の現状や何故土壌スクリーニング調査を行うのかという点について分かりやすくお話しを頂きました。講義の途中で、周辺の空間線量を測ることも行いました。近くの公園では、土や芝の入れ替えが行われたこともあり、線量は低く子ども連れの方もいらっしゃいました(今はマスクをしている子どもさんも少なくなった、とのことでした)。



25日からは果樹園でのスクリーニングです。9月中に果樹園での測定を終え田んぼでの測定を再開するため、測定にもおのずと力が入ります。今回は、りんご・ぶどう・桃畑を中心に測定しました。測定では4000〜6000Bq程の値が計測され、高い所で9000Bqという状況でした。果樹園は田んぼと比較して数値は高いようですが、果樹は根が深いため土壌表面の汚染の影響は受けにくい、ということでした。生産者の方とお話しする機会がありましたが、のどかな里山の原風景の中で、放射能の数値の話しや測定をしていることに違和感を覚えました。
交流会では、福島大学の小川・朴両先生に加え、小国で活動されている菅野氏(放射能からきれいな小国を取り戻す会事務局長)にも参加頂き、具体的な福島の現状を伺う事ができました。菅野氏は、伊達市小国で生まれ育ち、小国の汚染状況を100mメッシュで測定されています。とれたての山菜やキジ、猪と田舎暮らしの豊かさを根こそぎ奪った原発災害。というお話には衝撃を受けました。



福島では、放射能汚染の問題は現在進行形の問題として存在していることを再認識しました。生産者は不安を抱えつつ安心して食べていただけるよう努力されています。現在出荷されている農産物は安心して食べることができる。被災地の応援ということに留まらず、美味しいお米や果物を安心して利用できるということを伝え広めていくことが必要だと思いました。
また、現地の新聞「福島民報」では、放射能に関する記事が同日の全国紙と比較しても圧倒的に多くのボリュームで掲載されています。福島では、放射能汚染の中に産地があり暮らしがある。自分にできる事は何か?まだ終わっていない福島の現状を伝えること。そして、再び事故が起きない社会をどうつくるのか考える事だと気づきました。


追記
「土壌スクリーニング」事務局より、果樹園の測定を10月3日終了した!との事。いよいよ稲刈りの終わった田んぼの測定が再開されます。