7月9日〜10日の日程で、須田・堀部両理事が福島県に視察と交流に行ってきました。
途中、立ち寄った「富岡町交流サロン」のスタッフの方から4月1日の「避難指示解除」以降の町の様子等をうかがうこともできました。
「富岡町交流サロン」にてスタッフの方と
4月に訪問した福島市内にある浪江町の仮設住宅の一つ「北幹線第一住宅」を訪問しました。岐阜から「UVビーズストラップ」作りのキットを持ち込んでストラップを作りながら浪江町のみなさんと交流しました。今回は二回目という事もあり、先回の訪問も覚えていてくださいましたし、「会津藩」と「郡上藩」とのつながり等も話題にしながら「郡上踊り」の映像も見ながら交流できました。
当日は福島市でも37度を超える猛暑となり、暑い仮設住宅での暮らしの大変さを切々とお話しいただけました。先回の訪問では、避難指示が解除され、「また家族が集まって暮らせること」への期待の声も大きかったように思いましたが、改めてお話を聞いてみると「6年という歳月はあまりにも長すぎる…今さら子や孫と暮らせるだろうか?」「子どもが新しい家を作ってくれているが、そこで私はどういう風に振舞っていいのかとても不安」「最近は子や孫も仮設を訪ねてくれるが、色々と忙しいのか『また来るね』と早々に帰ってしまう場面も増えた」「復興住宅が出来ても、暮らしているのは結局年寄りばかりになりそう」といった不安の声の方が大きかったように思いました。
避難指示が解除された富岡町や浪江町の住民アンケートでは、半数以上の方が「帰らないと決めている」と答えられており、「福島第一原発事故」がそこに暮らす人々に与えた影響の大きさをひしひしと感じましたし、復興への道のりがまだまだ険しいなぁと実感しました。
これからも、岩手・宮城・福島のみなさんの復興の歩みに伴走していきましょう!