5月31日(土)に可児市文化創造センターala(可児市)にてコープぎふ おとなの健康大学セミナーを開催し、187名の方にご参加いただきました!
講師におくむらメモリークリニック(岐南町)理事長の奥村歩先生をお招きし、『30歳でも早くない、80歳でも遅くない「認知症の理解と予防」』というテーマで講演をしていただきました。
脳の記憶のメカニズムやアルツハイマー病の起源、認知症に有効な薬や今後の生活において認知症予防に効果的な行動などについて講義いただきました。
「認知症は忘れてしまうのではなく、脳内で新しい情報のメモが取れなくなること」、「昨日の晩ご飯を覚えていないことはみんな当たり前だけれども、家族旅行の思い出や孫の結婚式などの印象的なエピソードを忘れてしまうことには注意が必要」などの印象的なお話がありました。
また認知症予防の三本柱として、「趣味」「食事」「人と上手に関わること」が挙げられ、中でも趣味は一人で楽しむものより、誰かと一緒になって楽しむものが有効だそうです。
さらに、講演終了後の質疑応答では、「認知症で身の回りのことが不自由になっていく方にどう接したらよいか?」「医師は何をもって認知症と診断するのか?」など、会場参加者から寄せられたさまざまな質問にお答えいただきました。
講演に参加された方からは、「とてもわかりやすくお話いただいて本当に参加して良かった」「認知症になっても恐れないこと、参考になった」「認知症への理解が深まった。パートナーへの対応に参考になった」などの声をいただきました。
また、会場の外では健康にかかわる体験ブースを設置し、多くの方にご参加いただきました。
コープぎふからは野菜の摂取量がわかる「ベジチェック」や夕食宅配・店舗のお知らせブースを設置しました。また、可茂保健所にご協力いただき、一食分の野菜の摂取量120gを実際の野菜を用いて計ってみる、「野菜の重さチェック」体験をおこないました。
コープぎふおとなの健康大学は、運動、食生活、生活習慣の面で大人の健康づくりを応援する取り組みをおこなっています。
これからも行政や他団体と協力、連携して、だれもがいつまでも健康でイキイキと暮らせることを目指します。
次回は秋頃、各務原産業文化センターにておとなの健康大学セミナーを開催します。ホームページや週刊コープぎふでご案内しますのでぜひご参加ください!