今回で3回目となる北幹線第一住宅のみなさんとの交流に、林(智)・山村組合員理事と行ってきました。
12日は、郡山から太平洋沿岸部をしさつ。南北に分断されたままとなっている常磐線が10月21日に富岡町までの運転を再開していました。残された区間は富岡〜浪江間で平成31年末の運行再開を目指して復旧工事が進められています。
7月に続き「富岡町ふれあい交流センター」を訪問。7月にうかがった際にお会いした三瓶さんと庄司さんに再会。この日は夜の森の「桜まつり」に続いて「えびす講」が7年ぶりに開催され大勢の人で賑わっていmした。8月には「夏祭り」も開催された。との事でした。7月に伺った際には戻られた方は200名程。との事でしたが今は240名の方が戻られ、小学生も一人だったのが4名となり、町として小学校を再開されるそうです。
13日は北幹線住宅での交流。春に伺った時に「秋は新米で五平餅を作って交流しましょう!」とお約束した通り、この秋福島で収穫された「あきたこまち」を使い、恵那から持ち込んだ古屋産業さんの「五平餅のタレ」を使って、コープふくしまの斉藤理事、生活文化グループの菅野さんにも協力いただ、楽しく・美味しく交流しました。
北幹線第一住宅は、7月に伺った時には60戸程の入居がありましたが、現在は25戸と、復興住宅への転居や家族とともに別の場所で暮らす方が増えて来ている。との事でした。
浪江町では、町内の町営住宅を復興住宅として入居できるよう整備を進めていますが、町内では絶対数が足りず、福島県が町外に建設する「公営住宅」に入居せざるを得ない状況のようです。
交流は、3回目とう事もありますが、食べ物を作って食べる。という効果は大きく、これまで以上に笑顔で楽しく、一段と話しも弾みました。
今回はホットプレートを使って焼きましたので串無しの“五平団子”となりました。このホットプレートはガス式(カセットボンベ)で火力も強く災害時にも重宝しそうです。
その後、コープふくしまさんの本部で今後の取り組みなどについて相談させていただきました。そこで福島の現状や他のサロンの状況もお聞きしました。「今の仮設住宅は家賃は必要ないが、復興公営住宅に入ると家賃が要る。子ども達と暮らすとその分収入も高くなるので家賃が上がってしまうので結局、高齢の独居又は二人での入居となる場合が多い」「新しく家を建てても子ども達と離れ離れになっていた期間があまりにも長く今更一緒に住めない」「補償の問題でも地域のコミュニティーが崩壊してしまった例や、また新しい復興住宅でコミュニティーを新たにつくっていくという課題は大きい」「未だに放射能中心の生活を余儀なくされている」と言った声を聞かせていただきました。
コープぎふでは、これからも岩手・宮城・福島のみなさんの復興への歩みに伴走します。2月15日には「(仮)3.11を忘れない 福島学習会」を、3月9日には「夜の森の桜の植樹」を行なう予定です。